「本ばっか読んでるとバカになるよ」
と言う人がときどきいるけど、一体どれだけ「本ばっか読んで」たらバカになるんだろう?
もう少し定量的かつ具体的に「バカになる基準」を教えて欲しい。
- 1日に【何時間】以上本を読んでいたらバカになるのか?
- 1週間/1ヶ月/1年に【何冊】以上本を読んでいたらバカになるのか?
- 書籍購入費が1ヶ月の【食費の何倍】以上だとバカになるのか?
こういうことばかり気にするようになったらダメだな、リアルな人との会話をしたほうがいいな、という戒めを込めて誰かが言い出したのかもしれない。
それなら「本ばっか読んでると」ではなく「本を読んでばっか(で、人と全然話さないと)」バカになる、が正しいのではないか。
それより気に食わないのは、本を読まない人が、読まない口実として言っているようなケース。
本を読んでばかりだとバカになるかもしれないけれど、本を全く読まないのもバカになるんじゃないの?
「本ばっか読んでるとバカになる」と言う人を見かけたら、お笑い芸人パンサー尾形さんのような戦略的負け顔で「そうっすよね〜、〇〇さんはどれくらい本をお読みなるんですか?」と聞いてみよう。そういう人ならバカにならないちょうどいい読書量を知っているはずだ。
それにしてもバカになるまで本を読んでみたいな〜
戦略的思考停止
多くのタスクをこなさなければならない社会人、学生、主婦(主夫)。
効率的なタスク管理やタスク消化(最近の主流はシングルタスク*1*2)の方法は広く出回っているし、正味出尽くした感もある。
しかし、タスク管理や処理の方法をある程度身につけても、全てのタスクが消化されるということは、現代人ではあり得ないと思う。
ベストを尽くして処理をし、漏れがないように管理し、そもそもキャパをオーバーする依頼は断って、それでもどれだけタスクが残っていたとしても、「自分はベストを尽くした」と認めたい。
なぜそんなことを言うかというと、タスク処理の究極のテクニックは「タスクをこなしている時に、どれだけで生産的に取り組めるか」 であり、そのために大事なのは「休息の時間にどれだけきちんと休めるか」だからである。
休息というのは必ずしも睡眠である必要はなく、日中「ぼーっとする時間」をこまめに取ることでも達成される。
たったの5分、10分、目の前のタスクを離れ、溜まっているタスクも忘れ、メールボックスの未読数も無視して、ぼーっとする時間を持つ。
「自分はベストを尽くした」と認めることができれば、このぼーっとする時間に罪悪感を感じなくて済む。
また、思考停止の時間に、目の前のタスクとは全く別の、スタックしていた課題の突破口が思いついたりする。
こういう副産物が得られるメカニズムも解明されてきている。
「戦略的思考停止」を駆使して、マルチタスク社会を生き抜いていく。
ノックイン / ノックアウト
オプション契約のノックインとノックアウト条項について。
【復習】コールとプット
基本的なオプションの復習。
【本題】ノックインとノックアウト
ノックイン(knock-in)オプションとは、ある条件を満たすと効力を持つオプションのこと。
例えば、コールオプションにおいて、行使価格が100円、ただし「期間中に一度でも120円以上にならない限り、権利行使できない」という条件付き、というオプション契約があるとき、この但し書きの部分の条件をノックイン条項と呼び、こうした条件を含む(コール)オプションをノックイン・コールオプションと呼ぶ。
また、ノックイン条項が発動する価格をノックイン価格と呼ぶ。
一方、ノックアウト(knock-out)オプションとは、ある条件を満たすと効力を失うオプションのこと。
例えば、プットオプションにおいて、行使価格が90円、ただし、「期間中に一度でも75円以下になった場合、権利行使はできなくなる」という条件付き、というオプション契約があるとき、この但し書きの部分の条件をノックアウト条項と呼び、こうした条件を含む(プット)オプションをノックアウト・プットオプションと呼ぶ。
また、ノックアウト条項が発動する価格をノックアウト価格と呼ぶ。
【比較】普通のオプションとの違い
ノックアウトやノックイン条項の付いていないシンプルなオプション(バニラ・オプション(Vanilla option / Plain vanilla option)と呼ばれる)と比較してみる。
ノックイン・オプション
オプションの買い手にとってみると、ノックイン条項が付いていることは、権利行使できる可能性が狭まるので、その分バニラ・オプションよりプレミアムが安くないと買うインセンティブがない。
反対に売り手にとってみれば、ノックイン・オプションが付いていることにより買い手に権利行使をされる可能性が狭まるので、プレミアムが多少安くても売ることができる。
ノックアウト・オプション
買い手にとっては、ノックアウト・オプションも権利行使できなくなる条件があるので、プレミアムはバニラ・オプションより安くなきゃ困る。
逆に売り手にとっては、プレミアムは多少安くてもよくなる。
【まとめ】
ノックインもノックアウト条項も、オプション契約の行使条件を制限する条項である点は変わらない。
- イン・・・効力がスタート
- アウト・・・効力が切れる
と覚えておけば問題なかろう。
【参考】
※本ブログを参考にした投資によるいかなる結果についても、筆者は責任を負うことはできません。投資は自己責任でお願い致します。ご了承ください。
年末に向けてクロージング
気持ちよく年を越すために年内にクロージングできそうな案件は、プロジェクトの速度が一気に加速するのはどこの業界でも一緒だろうか。
国内の営業日も両手で数えられるくらいになっているが、外国人は来週からクリスマス休暇に入る人も多く、12月は案件クローズの波が断続的に襲ってくる。
だから大概この時期の「日本人の」「若手コンサル」は地獄を見るが、今年はそうでもない。
仕事に慣れてきたからというのもあるかもしれないが、なにせ飲み会が全くないからだ。
飲み会がなければ飲み会の幹事もないし、飲み会がなければ朝から体内にアルコールが残ってないので、「ただの」繁忙期になるんだなあ。
サンタさんへのお願いは「コロナ収束後も忘年会の回数はほどほどの世界」にしようと思うDecember
【TOEIC】office workerとtransportation【Part 5】
TOEIC公式サイトに週1で更新されてる文法問題を解く。
【12/14更新分】
[ ] a person doesn't like sitting in the office all day, he or she might want to consider a job in transportation.
(1) Although
(2) However
(3) If
選択肢は全て接続詞としての使い方がある。意味から考えると「一日中オフィスで座っているのがイヤなら、運送業界で働くのはありかもね」ということで、(3) If が正解。
そんな理由で運送業界を志して、簡単に入れる会社があるのだろうか。
しかしTOEICの世界ではありだということだから、そのうちPart 2で「運送業界を志望した理由は?」「一日中オフィスに座っていたくなかったからです!」という応答が聴ける日が来るかもしれない。
遠い未来を見据えて【2050年カーボンニュートラル】
菅首相が所信表明で「2050年温室効果ガス排出量を実質ゼロ」を目標に掲げ*1、各界が意見を出したり、早いところでは行動に移したりするところも出てきた。
去年の今頃はまだ東京五輪を今年開催すると思っていたけど、1年先のことすら見通せない。個人的にも5年前に今の自分がどうなっているかは分かっていなかったし、5年後どうなっているのかも分からない。
そんな世界で「30年後」というのは「遠い未来」に感じるが、目標を掲げることでモチベーションが上がる人たちもいるのは事実(にしても30年はカッコよすぎ)。30年後の自分の目標なんて立たない。
温室効果ガスと聞いて、ちょうど英語の勉強用に買ったばかりのテキストに「The Greenhouse Effect」という英文が載っていた。
30年近く前に編纂されたテキストで、東大の英語教育改革の一端を担ったものである。
それから30年で日本の英語教育がグローバル人材を育てるに足るものとなったのかは分からないが、30年前の時点で選び抜かれた文章は今読んでも面白いものばかり(テレビゲームに(2020年現在 (再)ブームの)マインドフルネスの効果があるとか、ホーキング博士の宇宙論など、英文自体に興味が湧く)。
秀逸なのは、逐語訳が載っているわけではなく、見開き左に英文、右に重要単語やセンテンスの英英辞典的な解説やクイズが載っている点。「英語の文章を英語のまま読むのを支援する」という目的どおりの作りになっており大変重宝している。
(30年前にすでに問題認識はされていたものの、現在ようやく道筋が見えるか見えないかという中、30年後の目標を立てるというのはなかなか感慨深い)
話を2050年カーボンニュートラルに戻すと、各所から今のままでは実現不可能との声が出ている一方、6年連続で日本の温室効果ガス排出量は減っているとの報道も出ている*2。
30年後どころか1年先の見通しさえ正確に立たない世界でも、目の前の一歩を一歩を着実に歩んでいくしか遠い未来の目標を達成する道はない。「言うは易し、行うは難し」は政治も個人も同じだ。
そのことを肝に銘じて、日々是勉強、地道な努力を積み重ねていきたい。
(まずはさっきの本の英文を2,3日に1本は読みます)
12月のルーティーン
12月に入り今年も残りわずか。
営業日ベースで見ると両手で数えて少し余る程度になってきた。
例年この時期は、毎週のように忘年会があり、
土曜はプライベートの友人たちと飲み、
日曜は飲まない友達と昼から飯を食い。
という体への優しさが全くない日々が続くが、今年は全くない。
平日も真っ当に働き、真っ直ぐ家へ。
今年は初めてのことだから慣れないが、来年以降もこうなら体に優しいのは間違いない。
しかし、このままでは1年が終わる感じがしないのも確か。
来年以降もこの状況が続くなら、新しい年末のルーティーンが欲しいところ。
生まれて初めて、"愚か者に課される税金"、宝くじとやらを買ってみようか。